世間では忘年会シーズン真っ盛り、いや、もう峠は越えましたかね。
皆さんの中には、天城越えくらいスケジュール的に厳しかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
私は小峠くらいでしたが・・・。
そんな中、先日入った居酒屋さんのお手洗いに、こんなものが貼ってありました。
「親父の小言」
酔っ払いには項目が多すぎて、実は読み切れませんでした。
しかし、「親父の小言」という単語だけは、酔っぱらった自分の心に刺さりました。
これを見た途端、親父に殴られた時のことを思い出したからです。
十代後半くらいの時、あまりに勉強しなかった私に対して、小言を言った親父は「歯を食いしばれ!」って言って思い切り私を殴りました。
私は平気を装って「もういいのか?」と言って部屋を出ようとしたその瞬間、親父の鳴き声が聞こえてきたのです。
振り向くと親父は号泣していました。
急いで部屋を飛び出すと、私も涙が止まりません。号泣していました。
子供が大きくなってからは、月に1回くらい実家に帰って親父と酒を飲みました。
仕事の話をうれしそうに聞いてくれる親父の笑顔が、これを見て、蘇りました。
自分は自分の子供に小言を言っていたのだろうか?
年末年始に飲みながら聞いてみようって思う今日この頃でした。